研究プロジェクトResearch Project

グローバル人材における国際共修:教授法の確立に向けて

Purpose of this project本プロジェクトの目的

日本の大学における国際共修のカリキュラム開発および教授法の確立に向け、先行研究による理論整理、国内外の国際共修における実施状況調査、グッドプラクティス事例研究、教育実践の検証を様々な研究アプローチを用いて重層的に行い、国際共修の意義と教育効果に対する考察を深め、国際共修 カリキュラムおよび教授法の確立に向けて研究進捗を含む成果を継続的に国内外に発信することで国際共修の研究・教育両面の発展に寄与する。

異文化間教育、国際教育、日本語教育、グローバル・シティズン教育、教育評価を専門とする国際共修授業の実践者が協働し、それぞれの知見や経験に基づき、文献調査、アンケート及びヒアリング調査、フィールドワーク、教育評価 検証等の様々なデータ収集ツールを教育実践に取り入れたアクションリサーチを中心に、国際共修の教育的価値を追求する。
また、高等教育機関におけるグローバル人材育成のみならず教育の国際化施策および政策提言の基礎資料の整備を通じて、実践に役立つ研究を行うことを目的とした。

調査結果およびそれをもとに作成した国際共修実践ガイドラインや教本をいち早く国内外の教育実践者および研究者に情報発信することで実践に役立つ知の貢献を行う。グローバル人材育成の一環としての国際共修に関する研究、とりわけ教育効果や教授法開発に関する検証はこれまでほとんど行われていない。

本研究の成果をもって、国際共修実践の理論的基盤を確立しアカデミアの発展にも貢献する。

Study outline研究概要

グッドプラクティス事例研究:文献研究にて明らかにする国内外のグッドプラクティス実践例を選抜し、ヒアリング調査を実施する。

国際共修に関連した研究・教育 に携わる専門家を対象に半構造化インタビューに加え、授業の成果、課題等が複眼的に検証できるように教育実践者以外のステークホルダー(学生、TA、学内外の授業協力者等)も調査対象とする。

収集したデータは、①テーマ設定、②教材、③クラスルーム・マネジメント(指導言語、教育介入、規律、倫理等)、④課題、⑤評価の各カテゴリーにおいて項目別に整理し分析する。この際、関連分野の専門家とも複数回のディブリーフィングを実施する。

Achievement成果発信

研究の成果を「国際共修授業実践ガイドライン」にまとめる。この際、大学の規模、運営形態(国・公・私立)、) 教育理念、学生および教員構成員等が異なっても参考となるように汎用性 に留意する。

国内外の研究者・教育実践者らとも共同研究・発表の機会を探求しながら幅広い視点で フィードバックが得られるよう議論を行いさらなるガイドラインの改善に反映しながら共修ペダゴジー開発を行う。最終的にはガイドラインを国際共修教本として出版し、国際共修実践の普及に貢献するとともに、日本版多文化教育の研究促進に資する成果発表を行う。